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5・3憲法記念日のつどいに参加しました
5月3日13:30~盛岡市大沢川原の国保会館で開催された「憲法記念日のつどい」に参加してきました。記念講演の後に県内の「9条の会」からのスピーチで、私たちの「いわて青年9条の会」も事務局長が活動報告を行いました。また、このつどいには、130人が参加しました。
岩手県憲法会議の沼田稔代表幹事が開会・主催者あいさつのあと、愛知大学法科大学院の小林武教授が「憲法守って 日本の青空」と題して記念講演を行いました。 講演で小林先生は、憲法があってこそ、政府が存在するのであって、本来であれば、憲法記念日は政府が率先して祝うべき日なのに、日本の政府は憲法記念日を祝わない、こういうところにも、日本の政府の異常さが出ている。 安倍内閣は、憲法に対する態度がに非常に乱暴だ。安倍内閣は憲法「廃棄」内閣だ、と批判して、安倍首相が主張する、占領下の押し付け憲法だ、60年もたって古くなった、などの論理はもう通用しないと指摘しました。 明治憲法下でも、憲法への理想は伏流のように国民の中に流れていて、敗戦を期に憲法研究会を媒介にして、GHQを通して、日本国憲法として結実した。と述べて、押し付け論を否定しました。 憲法25条の健康で文化的な・・・をきちんと守れば、環境権はもちろん保障されるでしょう。また、13条の個人の尊重・幸福追求権・公共の福祉はプライバシー権に見事に対応すると、憲法は古くなった論も否定いました。 また、自民党が出しているのは、改憲案ではなく「新憲法草案」であって、今の憲法原理(国民主権、平和主義)を守った上で、憲法を改めるのではなく、憲法を作り替えようとする狙いが見える。 与党は、連日審議をして30時間をクリアしたと言って、本会議になだれ込もうといているが、これでは、法案自体や、審議内容が国民に届かず、国民不在で国家の一番大事なルールが変えられてしまいます。これは大変な暴挙です。 議会制民主主義やルールや法を無視して、国の仕組みを変えようというのは、一種のクーデターです。と、今の政府・与党を批判しました。 小林先生は、9条の会について、『「9条の会」は21世紀の日本で、党派や心情、宗教などの違いを超えて、集まる事ができる、民衆が考え出した、最良の結集の場であり、憲法9条を守るおきな力になる。と話しました。 最後に小林先生は、 「このような、100年先を照らすような、憲法ですから、今葬り去る理由はない。ますます守り生かしていくべきです。 また、私たちが、安倍内閣を選挙を通して受容したことも事実ですから、憲法をきちんと意識して、国民として憲法を選びなおす必要があると思います。」 と話されました。 講演の後、「いわて青年」「女性」「キリスト者」「紫波」「滝沢」の各9条の会が活動報告を行いました。 5月20日に発会式を行う「キリスト者9条の会」の方が、活動報告で話された、「私は85歳ですが、25年は大日本帝国の臣民として生き、60年は9条とともに平和に生きた」と言うことばが印象的でいた。 先の大戦を経験して、二度と再びあの惨禍を繰り返してはいけないと、9条を守る高齢者の方々、 そして私たち青年は、その想いを引き継いで、この先の時代を担う世代として、私たちや、私たちの子供たちが戦争をしなくてもいいように、私たちの前の世代と、後の世代に対して9条を守る責任があるのではないかと、私は想っています。 「いわて青年9条の会」の活動紹介を行う事務局長 #
by youth9-iwate
| 2007-05-06 01:16
| 報告
国民投票法案採決反対メッセージ(2)
国民投票法(改憲手続き法)案の採決に反対するメッセージ(2)
いわて青年9条の会 国民投票法案は、規範(キハン)たる憲法・九条の改悪を前提にしているという「前提」を考えたとき、どうしても現時点でのその法制化の必要性を感じません。 なぜなら、その「前提」に対して、規範たる九条の「改正」の必要性をどうしても認め得ないからです。 「戦争の世紀」20世紀の歴史は、多大な惨禍と犠牲の上に、国際連盟規約やパリ不戦条約をつくるなど、無差別戦争観を乗り越えて、戦争を違法化する歴史でした。それらの精神は国連憲章に流れ込み、戦争は究極的には人道に悖る(モトル)行為であるという「国際人道法」の確立への流れを生みました。 この国際法の歴史から見て、憲法九条は、戦争を違法化しようとする人類の歩みの到達点であり、われわれが求め欲する「規範」であると考えます。 「暴力」で問題は解決されません。人類は同じ過ちを何度繰り返せば気が済むのでしょう。われわれは歴史から何を学ぶべきなのでしょうか。 少なくとも、私は子どもたちの「未来」にかかわる教育者(大人)として未来ある子どもたちを「再び戦場に送る」大人にはなりたくありません。 そして、「未来」には、「暴力」で物事を解決しようとするこの世界を一歩でも変え得る一縷(イチル)の希望と「可能性」があります。事は意外に単純なリクツかもしれません。 アンダーラインを付けた言葉の説明: 規範(キハン)=行動・判断・評価などのよりどころとなる手本や規準。 悖る(モトル)=道理にそむく、反すること 一縷(イチル)=一筋の細い繋がり、つながりがごくわずかであること。 #
by youth9-iwate
| 2007-04-30 13:59
| 呼びかけ人メッセージ
「憲法記念日のつどい」開催のお知らせ
憲法記念日のつどい
「憲法守って 日本の青空を」 講 演:小林 武先生 (愛知大学法科大学院教授・あいち九条の会代表世話人) 資料代300円 日 時:5月3日(祝・木) 13:30~16:00 場 所:国保会館 4階大ホール(盛岡市大沢川原 盛岡駅前の新しい橋、不来方橋〔コズカタバシ〕を駅の方から渡って右側) 主 催:岩手県憲法会議、いわて労連、岩手革新懇、自由法曹団 連絡先:盛岡市上田3-18-33 岩手大学教育学部 沼田研究室気付 問い合わせ先:vyc13267@nifty.com 5月3日憲法記念日に、盛岡で「憲法記念日のつどい」が行われます。つどいでは、愛知大学法科大学院教授で、憲法学が専門の小林 武先生が「憲法守って 日本の青空を」と題して、講演します。 講演のあと、県内の9条の会から活動報告があります。私たち「いわて青年9条の会」も活動報告を行います。 自分の任期中に「憲法改正をする」、と公言している安倍首相の誕生で、国民投票法案が憲法記念日を前後して可決されるかもしれない状況となり、いよいよ平和憲法9条を守る運動が重要になっています。今回は、全国で講演をされている、小林武先生(憲法学)をお呼びして、施行60年を迎えた憲法のすばらしさ、憲法を生かす運動について、お話をしていただきます。 <当ブログ管理人より一言> 『 私は以前、戦争を体験した、おばあちゃんとお話ししたときに「私らには青春がなかったからねぇ」といわれたことがありました。あの戦争の為に、生きることだけで精一杯で、それどころではなかったのだそうです。 平和だからこそ、今、青年である私たちは好きなことができ、いろいろ悩むこともできると思います。戦争によって、青年の命と青春が奪われるようなことが、二度とあってはならいと思います。 そして、戦後60年間平和を守り、私たちを守ってくれた、憲法9条を変えさせてはならないと思います。そのために、憲法の価値や憲法を取り巻く現状を学びましょう。今回の「憲法記念日のつどい」はその絶好の機会になるはずです。ぜひ、ご参加下さい。』 #
by youth9-iwate
| 2007-04-25 15:21
| 5・3憲法記念日のつどい
「憲法記念日のつどい」 講演レジメ
5月3日 岩手の「憲法記念日のつどい」で行われる、講演のレジメを紹介します。これを見て、興味を持った方は、ぜひつどいに来てください。
講 演 「憲法守って 日本の青空を」 小林 武(愛知大学法科大学院教授) ごあいさつ はじめての岩手 「きけわだつみのこえ」と「戦没農民兵士の手紙」 Ⅰ 風雨強かるべし 憲法還暦の日 1 政府が祝わない「5月3日」 2 憲法「廃棄」内閣の暴走 外堀(憲法制度)を埋めて本丸(憲法典)に迫る 3 改憲手続き法(国民投票法)のもたらすもの Ⅱ 安倍さんいまさいら「押し付け憲法」論ですか 4 首相の信念:≪占領軍の作った“戦後レジーム”からの脱却≫ 5 「押し付け憲法」の理屈は成り立たない 6 憲法研究会の草案と鈴木安蔵 Ⅲ いま選ぶべきは 憲法を生かすこと 7 日本国憲法の生命力 立憲主義を模範的に継承した上で非武装平和主義を先駆的に採用 8 憲法が民衆を守り、民衆が憲法を育ててきた60年 9 「九条の会」 人々が21世紀日本でついに生み出した結集体 むすびに いま憲法9条を葬り去る理由は何もない “100年わたしが生きたなら 世界はきっと気付くでしょう 日本の憲法9条が みんなの夢であることを” ♪♪(ジェームス三木 作詞・きたがわてつ 作曲『わたしを褒めてください』) #
by youth9-iwate
| 2007-04-25 15:20
| 5・3憲法記念日のつどい
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